ヨガにはたくさんの種類があり、どれを選ぶかによって期待できる効果も変わってきます。

共通しているのは、血圧の改善、柔軟性の向上、骨密度の上昇、筋肉の引き締め、ストレス低減などです。ヨガ用のマットを用意して、クラスを探してみましょう。

ヨガの種類とタイプ別、効果別のお勧めは?

いざとなると、どのヨガを選べばよいか迷ってしまうかも知れません。

あまりの選択肢の多さに、自分に合っているものが分からなくなる可能性があります。 以下の情報を参考にして、主なヨガの特徴を把握しておきましょう。

完璧なリストではないものの、新旧様々なタイプをまとめていますので、大まかな違いはお分かりいただけるはずです。ここに気に入ったものがなくとも、探せば何か見つかります。自分のニーズと目標に合ったものを選んでください。

ハタヨガ

ハタヨガは特定のポーズ(アーサナ)を用いるヨガで、様々な流派が存在します。呼吸法(サンスクリット語に由来する用語でプラーナヤマとも呼ばれる)をアーサナと組み合わせて行うこともあります。

様々なヨガの源流となった6種類のヨガのひとつですので、この記事に挙げた中でも特に古いタイプと言えます。古代から行われてきたハタのポーズと呼吸法はヨガの古典とみなされているため、ハタはポーズをとるヨガの総称ともなっています。

アシュタンガ、ヴィンヤサ、アイアンガーは、すべてハタヨガです。

アヌサラヨガ

1997年にできた新しいタイプのヨガです。歴史が浅いからといって、躊躇する必要はありません。

従来のヨガに親しみのない方にも始めやすいようアレンジされていますので、初心者向けのヨガと言っ
てもよいでしょう。

アイアンガー(後述)をベースにしたスタイルですが、形式的な要素にこだわって完璧なポーズを目指すよりも、ポーズを通じてできる範囲で自己表現をすることが推奨されています。

アシュタンガヨガ

アシュタンガは数あるヨガの中でも特にペースの速いヨガです。

結果的に落ち着いた穏やかな気持ちになる人もいるかもしれませんが、このヨガが目的とするのはそのような状態ではありません。しっかりを汗をかいてリフレッシュし、エネルギーを取り戻すことを目指すヨガです。

アシュタンガでは一連のポーズを数呼吸分ずつ流れるように次から次へとこなしていきます。カロリーを消費して体を引き締めたい方に適したヨガです。

ビクラムヨガ(ホットヨガ)

ホットヨガとも呼ばれるビクラムは 35〜42°Cに暖めた湿度40%ほどの室内で行われます。

汗をたくさん流すことになりますので、そのつもりで用意しましょう。

サウナに似た環境で深部の筋肉を守りながらストレッチをし、毛穴を開いてデトックスを促進し、有酸素運動と同等に心拍数を上げていきます。伝統的なハタヨガから選んだ26のポーズを順番に行います。2 ビクラムはホットヨガの代表格ですが、温室環境で他のタイプのヨガをやってもよいでしょう。

アイアンガーヨガ

アイアンガーでは精度の高いポーズが重視されます。

正しいポーズがとれるよう、ベルトやブロック、ハーネス、ボードなどの小道具を活用します。道具の手助けがある分挑戦しやすく、年齢層や体力レベルの異なる幅広い人々に適しています。

クンダリーニ

クンダリーニでは動作と呼吸、瞑想、詠唱を組み合わせて、体を動かすことをスピリチュアルな体験にします。内面で意識を高めつつ、身体的な活力を身に付けたい方に向いています。

マタニティヨガ

妊娠中の女性を支えるために特別に開発されたヨガがあるのはご存知ですか?

出産後の体型を整えたい女性のためのヨガを実施している教室もあります。体に負担をかけないよう配慮しつつ、妊娠期間中の筋肉を維持し体を引き締めるよう考えてあります。妊娠に伴うストレスを乗り越え、心穏やかに過ごしたい方にもおすすめです。

リストラティブヨガ

リストラティブは筋肉を動かすことよりもリラクゼーションを重視したヨガです。ポーズはせいぜい4〜5種類程度ですが、それぞれを維持する時間が長く、ひとつのポーズに20分かけることもあります。

快適にポーズを維持できるよう、小道具の使用も可能です。運動よりもストレス対策、リラクゼーションを望む場合に検討してみるとよいでしょう。

ヴィンヤサ、パワーヨガ

呼吸と合わせてポーズを変えていくヨガです。一連のポーズには流れがあり、順番も考慮されていますが、教室では飽きないように少しずつ変化させるなどの工夫もしています。

陰ヨガ

道教の思想と呼応した陰ヨガもリラクゼーションのためのヨガで、結合組織を伸ばすことに重点が置かれます。筋肉強化を目指す陽ヨガと対をなすものとも言えるでしょう。

陰ヨガのポーズは受動的なものが多く、筋肉を弛緩させていきます。ひとつのポーズを維持する時間は長めです。ストレス軽減と忍耐力の養成に役立ちます

陽ヨガ

陰ヨガと補完的にバランスを整える陽ヨガは、古典的なハタヨガやアシュタンガのようにアーサナを基盤としています。ゆったりとした陰ヨガとは対照的に、筋力、スタミナ、柔軟性を鍛えるヨガとなっています。

タントラヨガ

タントラというと密教の秘儀が連想されますが、タントラヨガはアーサナ(ポーズ)とマントラ(瞑想中の)、ムードラ(手指の印)、バンダ(エネルギー保持)、チャクラ(エネルギー中枢)への働きかけを組み合わせたものです。

女神シャクティのもたらす5つの生命エネルギーを活用することで、 自己を強化し、すっきりとした気持ちで日々の暮らしに至福をもたらすことを目的としています。

ラフター(笑い)ヨガ

インドの医師マダン・カタリアを祖とするラフターヨガは、心から笑ってもそうでなくても体には同じ効果があると考えます。笑うこと自体を目的としても、血中のストレスホルモン(エピネフリンやコルチゾールなど)を低減するなどの期待ができます

ビールヨガ

20人余りが集まって、人気のヨガとビールを組み合わせる試みを実践しています。ビール瓶を手に(時々飲みながら)ポーズをとり、楽しく体を動かします。運動量はさほどにはなりませんが、仲間と和気藹々とヨガ体験ができます。

ガンジャヨガ

医療用大麻が合法となった州で最近話題となっているガンジャヨガは、最初の15分間に何らかの形態の大麻を使用します。

ビールヨガのような風変わりな流行と思われるかも知れませんが、歴史家によると大麻とヨガを組み合わせるという方法の起源は何千年も前まで遡ることができるそうです。

古代の行者には、大麻の花を使ったバングという飲み物や大麻の精製物であるチャラス(ハシシ)は日々の瞑想とアサーナのお供と言えるくらい身近な存在だったということです。