青果類の栄養価は収穫した瞬間から減少する

このことを念頭に置けば、庭先で摘み取ったばかりの作物と、何百マイルも離れた土地から運ばれてきて、スーパーの棚に並んでからもどのくらい時間が経ったか分からないもののどちらを口に入れたいと思うでしょうか?

野菜や果物を自宅で育てるのはさほど難しくありません。家族で一緒に世話をすれば、楽しく過ごしながら栄養や自然、持続可能性について教えることができます。子供たちも自分が育て収穫に関わった野菜なら積極的に食べるでしょう。

オーガニックの野菜とスーパーの野菜の栄養素

研究によると、大量生産されているスーパーの農産物と比べると、地元で作られたオーガニックものの方が、健康に欠かせないミネラル類などの栄養素を豊富に含んでいるということです。

活性酸素と闘う体を助け、守ってくれる抗酸化物質についても同様の指摘があります。また、自家栽培の場合、農薬や化学物質の残留も大規模農場より少ない傾向があります。

自分で手をかけたものがよりおいしく感じられるのは、鮮度が良いからだけではないようです。野菜や果物の種類によっては、農場から店先まで長距離の移動を経ても長持ちし、見た目を良くなるように栽培されています。そのために風味が犠牲になることもしばしばです。

プロのシェフが地元のオーガニック食材にこだわったレシピに力を入れているのも、その方がおいしい料理ができるからです。同じ利点を自宅で活かさない手はありません。

自家栽培のその他のメリットとは

自家栽培には、おいしい食事ができるだけでなく、たくさんのメリットがあります。

裏庭に家庭菜園を作ると、よりおいしく体に必要な栄養素をたっぷり含んだ食事を家族で楽しめますし、出費を抑えて家計を助けることができます。

また、次世代のための環境を保護し、大量の土壌浸食を防ぎ、エネルギーを節約し、不要な農薬や化学物質を冷蔵庫に持ち込むことなく、緑豊かな美しいコミュニティ作りに貢献することにもなります。

何から自家栽培すればいいの?

野菜を初めて作る場合は、トマト、ズッキーニ、ピーマン、マメ類といった育てやすいものから少しずつ試してみるとよいでしょう。いずれも露地植えでも鉢でも栽培でき、おいしい実をたっぷりともたらしてくれます。

トマト

トマトは種まきから始めることもできますが、植え付けの時期になると苗が出回ります。また、トマトは日当たりが良ければ屋内でも栽培できます。鉢でも露地でも、日当たりの良い場所を選びましょう。

また、実がついても慌てて摘み取らないようにしてください。太陽の光をたっぷりと当てて完熟させた
トマトのおいしさは格別です。

ズッキーニ

ズッキーニはとても育てやすい、おいしい野菜です。ほぼ確実に豊作になりますので、家族や友達にも譲ってあげるとよいでしょう。

トマトと同様、種まきをしてもよいですが、苗の方が手早く簡単です。鉢、プランター、露地などに植えると、どんどん育ちます。ズッキーニは花も食用になります。オリーブオイルで軽くソテーにして、塩コショウで味を整えるだけでおいしく食べられます。

ピーマン

ピーマンには様々な種類があり、パプリカやシシトウも含め、トウガラシの仲間です。さほど場所を取
らず、長期間にわたってたくさんの実をつけるので、初心者向きと言えます。品種によって色、大きさ、辛みなど違っても、育て方はほぼ同じです。

コンパクトなので、鉢植えに適しています。また種類の異なるものをいくつか一緒に植えた方が良いとされています。ぜひカラフルでヘルシーなお野菜を家族で楽しんでください。なお、日陰ではうまく育ちませんので、日当たりの良い場所を選ぶ必要があります。

インゲンマメ

少し手間がかかってもよければ、インゲンマメがおすすめです。

蔓を伸ばすタイプなら、支柱に誘導する仕事を子供に手伝わせてやると喜びます。また、屈んだり大きな葉をかき分けたりする必要はなく、子供の背丈なら立ったままで簡単に収穫できます。

一緒にハーブもどうぞ

自家栽培のお野菜をよりおいしく食べられるように、ハーブ類も一緒に育てましょう。

台所の窓辺でも育てられるハーブはたくさんあります。生きた植物から摘み取ったばかりのハーブを加えると、これ以上ないと言ってよいほどの豊かな風味が楽しめます。窓辺のハーブ栽培はほとんど手間要らずです。フレッシュなハーブを有効活用するためのレシピ探しに忙しくなるほどでしょう。

まとめ

育てやすいもので自信がついたら、次のシーズンに向けてちょっと珍しい種類に挑戦するのも一案です。選択肢は無限にあります。

どんな野菜や果物を育てるか、年ごとに家族で相談して栽培しているうちに、食べ物のできるまでを理解できるようになるはずです。ガーデニングに親しんで育った子供は、大きくなっても積極的に野菜を食べ、育てるようになります。

おいしく楽しくヘルシーな家庭菜園は難しくありません。さっそく家族で始めましょう。

好きな野菜や果物について、植え方、育て方を調べて取り組むのも楽しいものです。今この時期に準備を始めておけば、暖かくなったらすぐに苗を植えることができます。