ヒメツルニチニチソウとは

ヒメツルニチニチソウとは、ヨーロッパ中部・南部原産の園芸に人気のある植物です。

葉は通年緑で、地面を効率よく覆い、春と夏に次々に花を咲かせ、雑草を防いでよく育つので、世界
中で好んで植えられています。ヨーロッパではペリウィンクルと呼ばれています。

冬も美しい緑を保ってくれるだけでなく、古くから民間療法に使われてきた歴史もあり、近年では認知機能の保護という観点から研究が進められています。

ヒメツルニチニチソウの役割と効果について

ヒメツルニチニチソウの作用は他の様々な薬用植物と同様、昔の薬師によって見出されてきたもので、記憶力を補助し脳の健康をサポートすると考えられています。その他、下痢や扁桃炎、むくみ、腸の痛みなど、あらゆる症状の改善を目的に使われてきました。

現代の研究では、ヒメツルニチニチソウには50種類以上のアルカロイドが含まれていることが明らかにされました。なかでもビンカミンという成分から合成できるビンポセチンは、脳の健康に関する研究で、脳卒中などによる損傷から脳を守る働きが注目されています。

ヒメツルニチニチソウの有効成分に関する有力な研究は、ビンポセチンに焦点を当てたものが大半ですが、ビンカミンにも認知機能を促進する向知性作用を目的とした用途があります。

予備研究によると、いずれの成分も、認知症、アルツハイマー病や短期的な記憶喪失に悩んでいる人々に利点をもたらすと考えられます。

脳の血流改善の試験結果

慢性的な脳血管虚血(脳の特定の部分で血流が不十分になる)のある人々を対象に行われたある小規模試験では、14日間ビンポセチンを摂取した後、血流の改善が最も必要な脳領域で認められました。

同等の被験者を対象としたより大がかりな研究でも、16週間のビンポセチン補給後に認知能力検査の結果が向上したことが報告されています。

健康な状態にある脳を保護する、という観点からは、2005年に3ヶ月にわたる試験が実施されました。その結果、ビンポセチンは認知機能に影響を及ぼさず、血管の直径を広げる作用があることが確かめられました。

ヒメツルニチニチソウの摂取方法

収れん性のあるハーブとして、マンサクと同じように口に含んで口内炎の痛みを和らげる、といった使い方も知られています。

ヒメツルニチニチソウから抽出した成分をサプリメントで摂取すると、様々な形態の認知症のある人々で認知能力や日常的な行動の改善が認められたことも、複数の研究で示されています。

その他の研究の成果も受けて、ヒメツルニチニチソウ関連のサプリメントが普及するようになっています。花を使ったお茶は苦味があるので、蜂蜜やその他の天然甘味料を加えて飲まれています。

注意事項

ヒメツルニチニチソウ (Vinca minor, ヒメツルニチニチソウ) にはマダガスカル原産のもの(Catharanthus roseus ニチニチソウ) がありますが、混同しないよう気をつけてください。

後者は生薬の長春花や、がんの化学療法に使われる強力な化合物ビンクリスチンと、その誘導体であるビンブラスチン、ビンデシン、ビノレルビンの原材料になっています。

名前も見た目もよく似ていますが、別種の植物で、含有している成分も違います。

まとめ ヒメツルニチニチソウが効果のある症状

  1. 認知症、アルツハイマー
  2. 下痢
  3. 扁桃腺
  4. むくみ
  5. 口内炎