ビオチンとは
ビオチンとは、ビタミンB7、またはビタミンHとも呼ばれる水溶性のビタミンの一種です。ビオチンはもともとは皮膚炎を治す実験から発見されました。
そのままでは食事からは吸収されませんが、酵素によってタンパク質から分離されると吸収されます。
ビオチンの役割と効果について
ビオチンは糖や脂肪、アミノ酸の代謝に深くかかわっています。
細胞の成長やDNAの合成を助け、血糖値の維持、毛髪・皮膚の健康維持、貧血予防にも効果があります。爪や髪の主成分であるケラチンの合成に必要なコラーゲンの生成も促進します。
肌のターンオーバーを正常化しますので、皮膚科などでも処方されるほどのビタミンです。
最近では、アトピー性皮膚炎に対する効果がみられています。ビオチンがアトピー性皮膚炎の原因であるヒスチジンを体外に排出するからです。
糖尿病に関しても効果があると言われています。
その他ビオチンが不足すると、疲労感や食欲不振、湿疹、抜け毛、白髪などの症状があります。
ビオチンの摂取方法と多く含む食品
ビオチンの1日の推奨摂取量は30μgです。ビオチンは多くの食品に含まれていますし、腸内細菌によって体内で合成されるので、不足することはあまり心配ありません。
抗生物質を長期間摂取したり、下痢が続いたりすると体外に排出されている可能性がありますので、サプリメントで補給してください。
ビオチンが多く含まれる食品は下記です。
- レバー
- いわし
- 大豆
- トウモロコシ
まとめ ビオチンが効果のある症状
- 肌の健康
- 髪の健康
- 貧血予防
- アトピー皮膚炎