ビタミンB1とは
ビタミンB1とは、チアミンとも呼ばれ、水溶性ビタミンです。ビタミンB2、B6、B12、葉酸などを総称した「ビタミンB群」の一つです。
疲労回復のビタミンとも呼ばれ、市販されている疲労回復や滋養強壮の栄養ドリンクや、医薬品はこのビタミンB1が含有されていることが多いです。
発見者はなんと日本人の鈴木梅太郎です。1910年に米ぬかから抽出に成功し、オリザニンと名付けました。「江戸煩い」と言われた脚気治療に効果があります。
ビタミンB1の役割と効果について
ビタミンB1の主な役割は、炭水化物、糖質、ブドウ糖をエネルギーに変換する働きです。また、肝臓や腎臓に蓄積された疲労の原因、乳酸をエネルギーに転換してくれます。
ビタミンB1が不足すると乳酸が肝臓に溜まってしまい、疲労の原因となります。
ビタミンB1は、脳の活動に必要なブドウ糖をエネルギーに変えてくれますので、脳の働きが良くなり、運動能力も高まります。
そして精神を安定させてくれる働きがありますので、情緒不安定な方やストレス過多な方にはお勧めです。アルツハイマー病にも効果があると報告があります。
最近ではあまり聞きませんが、ビタミンB1が不足しますと脚気になります。その他神経痛や関節痛などの原因になります。
ビタミンB1の過剰摂取について
ビタミンB1は水溶性なので、過剰に摂りすぎても体外に排出される為、過剰摂取による副作用等は心配ありません。
ただし清涼飲料水やスイーツを多く飲食すると、糖質代謝の為にビタミンB1が不足することがあります。その際に一時的に食欲不振になったりはします。
ビタミンB1の摂取方法と多く含む食品
- 豚肉
- 胚芽
- 豆類
- 玄米
- ソバ
- 全穀パン
- 牛乳
- 緑黄色野菜
- たらこ
- うなぎ
- 牡蠣
まとめ ビタミンB1が効果のある症状
- 疲労回復
- ストレス解放
- 頭脳明晰
ビタミンB1は、単品で摂るのではなく、ビタミンB群8種類をコンプレックスで摂取すると効果的です。お互いが協力し合って相乗効果が期待できるからです。